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February 02, 2007

このゆるさ加減がちょうどいい・・・ JOHN DAWSON

Marmadukenewriders_3

日本では知られることのない New Riders of the Purple Sage の1971年の1stアルバムを35年の年月を経て初めて聴いた。全曲JOHN DAWSONの曲で、ヒットチューンはないものの、このバンドの現在の公式ページでもJOHN DAWSONの最近の唄っている映像でもこのアルバムの中の曲であったように、本人もお気に入りなんだろう。殆どのミュージシャンがでっぷり肥えてしまうのに、JOHN DAWSONの体型は変わっておらず、いかにマイペースで音楽に取り組み続けているか想像される。


このアルバムは、適度にゆるく、ほんの少しの緊張感が散りばめられ、古臭くもなく、2007年の今になって、別の形で音楽の効用を証明してくれる。唄のうまいボーカリスト、過度に洗練されたすぎたサウンドプロダクションといった、巷に溢れる音楽たちとは対極の音楽だ。ちょっぴり情けないボーカルも、ひたひたと沁みてくる。

一転、74年のライブアルバム Home, Home on the Road はこのバンドの別の顔かと思われるノリノリの演奏で、楽器によっては妙な勢いがあり、とても乗せられる。グレイトフル・デッドやフィッシュとともにライブを見たかったバンドだ。

John_dawson_2


このいわゆるカントリーロックと言われる音楽は、基本的にゆったりとしたカントリーサウンドの暖かさを持ちつつ、時代性からか、エレクトロニックな楽器群での創意が散りばめられ、表現としては、とてもバランスのとれた音作りだ。20代のころでその良さもわからず、通り過ぎた訳で、40を過ぎ、この音に囲まれた時、とても安らぎを覚える。

アメリカン・ロックのこういう側面は、英国や日本のいい意味での湿った閉鎖的な音楽とは違う、懐の深さ、許容力を感じ、解き放たれる感触があり、とても心地よい風を肌に感じるようなものだ。

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